https://microncro.com/archives/works/cancer-region

マイクロンの画像解析事業部では、重点領域の1つとしてオンコロジーをあげ、抗がん剤領域の画像評価支援を行っております。これまでにphaseⅠからphaseⅢ、PMSおよび医師主導治験を受託し、着実にイメージング試験の実績と様々なノウハウを蓄積してきました。今後も他社では対応することのできない希少がんの評価やがん評価のためのシステム開発まで柔軟に対応していきます。

実績:評価基準,対象疾患

対象疾患 モダリティ 評価基準 Asian study
悪性リンパ腫(小児含む) CT、PET

Cheson 1999,

Cheson 2007

悪性胸膜中皮腫 CT/CT、PET mRECIST/volume解析
白血病 CT NCI working group guideline Korea
肺癌 CT RECIST1.0, RECIST1.1 Korea, Taiwan
乳癌 CT RECIST1.1
膀胱癌 CT WHO, RECIST1.1, irRC
食道癌 CT RECIST1.1, irRC
軟部腫瘍 CT RECIST1.1
腎臓癌 CT RECIST1.1
前立腺癌 CT、骨シンチ RECIST1.1, PCWG2, PCWG3 China、Korea、Taiwan
大腸(直腸、結腸)癌 CT RECIST1.1
肝癌、肝細胞癌 CT RECIST1.1 China、Korea、Taiwan
胆道癌 CT RECIST1.1
卵巣癌 CT RECIST1.1
胃癌 CT RECIST1.1
脳腫瘍、頭頚部癌 CT、PET、MRI RANO
メラノーマ CT RECIST1.1, irRECIST
神経内分泌腫瘍 CT RECIST1.1
褐色細胞腫 CT RECIST1.1

国際標準および国際論文を網羅し, RECIST 1.1, Cheson 1999, Cheson 2007, RANO, irRECIST, PCWG2, PCWG3, etc…など経験しております。

 

教育体制

抗がん剤の臨床試験は、他の疾患の臨床試験と比較してProtocolの難易度が高いと言われています。また、がん臨床試験独自に使用するRECIST(固形がんの治療効果判定基準)などの評価基準(criteria)や様々なガイドラインを熟知することが必要となるため、マイクロンでは、がん臨床試験に加わるメンバーに対して初期教育を徹底するとともに、継続的に専門研修を実施しています。さらに、メンバーは主要な国内外のがん関連学会(臨床腫瘍学会、癌治療学会等)や各種セミナーへ参加し、がん治療の最新の知見を身に付けています。このように徹底した教育を実施することで、どのようながん臨床試験を受託した際でも、Qualityの高いサービスとデータをご提供できるよう努力しております。

 

 

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中枢・眼科領域

アルツハイマー型認知症や脳梗塞などの中枢領域の診断・治療効果判定では、CTMRIPETなどの画像評価が最も有効な評価指標となっています。マイクロンは創業当初から中枢領域のイメージングに力を入れ、撮像から解析・読影まで一連のプロセスに関するノウハウを蓄積しています。また、最近では加齢黄斑変性など眼科領域でも新しい治療薬や治療機器の開発が進んでおります。マイクロンは、OCTや蛍光眼底造影画像(FA/IA)、眼底自発蛍光画像(FAF)などの眼科領域のイメージング試験にも対応いたします。

 

実績:対象疾患、モダリティ

対象疾患 モダリティ
アルツハイマー型認知症 MRI、PET
脳腫瘍 MRI、PET
抗うつ剤 PET、MRI
脳梗塞 MRI
黄斑浮腫 OCT
加齢黄斑変性 OCT、蛍光眼底造影画像(FA/IA)
眼底疾患 眼底写真
虹彩色素沈着 その他

アルツハイマー型認知症

被験者のエントリー基準の確認や、治験薬投与後の安全性評価、有効性評価では、MRIPETなど画像による中央評価が欠かせません。マイクロンでは、本領域に特化した放射線科医、MRIやPETに精通した診療放射線技師、臨床開発・モニタリング経験を有するプロジェクトマネージャーなど、アルツハイマー型認知症のエキスパート体制を構築し、実施医療機関の選定、撮像条件調整、ファントム試験、中央読影・解析までトータルにサポートいたします。脳容積のボリューム計測など、高度な解析も可能です。独自に開発した遠隔読影システムは、依頼者様のご要望に応じて柔軟にカスタマイズが可能で、迅速で信頼性の高い中央読影サービスを提供いたします。

脳梗塞

再生医療の発展とともに、これまで治療が困難であった脳梗塞の治療薬開発が進んできています。MRIPETCTなど画像を用いた定性、定量評価が治療効果判定の客観的な指標として有効ですが、日常診療とは異なる撮像・解析方法を採用するケースが増えています。

これらの試験では、撮像方法に対応できる実施医療機関の選定が重要なポイントになります。マイクロンは実施医療機関が保有する機器や指定する撮像条件への対応の可否など、施設の選定段階からサポートすることが可能です。

当該領域の専門医とのコネクションも豊富で、目的に応じた中央読影会の開催を支援します。梗塞領域のボリューム解析など高度な画像解析も、マイクロンの経験豊富な専門スタッフが事前解析を行い、中央読影医の支援を行うことでスピーディーかつ高品質な解析データを提供します。

OCTによる網膜厚測定

加齢黄斑変性、糖尿病網膜症、緑内障、網膜剥離、黄斑浮腫、黄斑円孔、黄斑前膜等の治療効果判定には、光干渉断層計(OCT)による網膜厚測定が採用されています。しかしながら、出力データはCTMRIのようにDICOM規格等で標準化されておらず、各メーカーごとに専用の解析ソフトウェアが必要になります。マイクロンでは、国内に普及している主要なメーカーのソフトウェアを複数保有しており、中央解析・判定の実施体制を構築しています。

https://microncro.com/archives/works/orthopedic-surgery

整形外科領域も画像による治療効果判定が主流になってきています。近年注目されている再生医療も、骨折治療や関節軟骨の再生など整形外科領域において非常に期待されていますが、これらはMRIやX線等による画像評価が必須の領域です。マイクロンは整形外科領域の中央判定、解析で豊富な実績があり、臨床研究から企業治験まで幅広く対応しています。大容量のデータに対応するサーバーや独自の遠隔読影システム、充実した解析スタッフにより、1000例を超える大規模試験にも対応し、迅速で効率的な中央判定を実施可能です。

実績・対象疾患

対象疾患 モダリティ
人工股関節 X線
骨粗鬆症 X線、DXA
椎間板ヘルニア MRI
アキレス腱計測 X線
股関節(再生医療) MRI

X線やMRIを中心に、椎体骨折評価(SQ法、QM法)、DXA骨密度判定、ボリューム解析、関節の構造学的評価(3D MOCART法など) 及び質的評価(T2マッピングなど)、などの経験があります。上記以外にも幅広い基準、解析に対応いたします。

 

 

本領域でのマイクロンの強み

MRIに関する専門性

関節炎や骨再生の治療効果判定では、MRIによる画像評価が注目されています。また、多施設共同試験では、撮像方法の標準化や最適な評価方法の選択が重要になります。マイクロンにはMRIの臨床経験(診療放射線技師)や研究経験を有するスタッフが多数在籍していますので、試験に最適な撮像方法や解析・評価方法のコンサルティングサービスを提供いています。実際の試験では、専門スタッフが実施医療機関の放射線科を訪問し、最適な撮像パラメーターの調整を行うことが可能です。専用ワークステーションを用いた高度な解析を行っており、解析の標準化にも対応しています。

 

大規模試験への対応

マイクロンでは大量の画像が発生する大規模試験を効率的に実施するため、画像回収から読影まで一貫した独自の読影システムをご用意するとともに、様々な工夫、サービスを提供しています。例えば椎体骨折の判定では、読影医が椎体レベルを特定しやすいように、専門知識を有するスタッフが椎体番号をあらかじめプロットする、読影医が迅速に読影できるよう表示する画像の順番や位置などを各々の読影医の好みに合わせて微調整しておき、1ボタンで瞬時に表示できるよう設定する、など目に見えない念入りな工夫をしています。これらは、整形外科領域に関する医学的な専門知識と豊富な中央判定の運営経験がベースにあり、皆様のベストパートナーとなるべく、質の高いサービスを提供できるよう努力しています。

 

 

https://microncro.com/archives/works/%e7%94%bb%e5%83%8f%e8%a9%95%e4%be%a1%e5%a7%94%e5%93%a1%e4%bc%9a

本社(東京都港区)と大阪支社(大阪府淀川区)の各オフィス内にて中央判定委員会の運用が可能です。日本画像医療システム工業会規格が定めるガイドラインに則った医用画像表示用高精細液晶モニター、大型プロジェクターの設置と診療放射線技師、解剖学に特化したスペシャリストによるサポート体制を整えています。また、これまでの実績や研究データを基に各Projectに合わせた読影スタイルの提案も致します。遠隔読影システムによる中央判定にも対応しています。

中央読影

中央判定委員会で得られた判定結果は、製造販売承認申請用の重要データとなります。マイクロンでは、信頼性の高いデータを提供できるよう、電子記録のみでなく、評価判定におけるすべての議事の記録、画像判定結果報告書の作成を行います。また、読影していただく先生方も各領域に特化したスペシャリストです。

 

集合形式の読影会の様子

 

遠隔読影

マイクロンでは、臨床試験に特化した独自の遠隔読影システムを開発し、読影医が遠隔地で画像の評価・判定を行うために利用されています。遠隔読影に必要なハード・ソフトのインフラ、高度なセキュリティを担保した遠隔判定ネットワークシステムの構築、運用サービスを提案します。

海外での利用も可能であり、国内だけでなく、国外の名医による画像診断も可能です。また、ネイティブスピーカーによる現地語対応(電話)もしております。 【英語、中国語、韓国語】